新型コロナウィルス感染症拡大防止策の一環として転職や就職活動において、対面面接の代わりにWeb面接を取り入れる企業が急増しています。
こちらの記事を読んでいる方も、すでに何らかの形でWeb面接を経験した人がいらっしゃると思います。
その中でも利用される機会が急激に増えたWeb会議システム『Zoom(ズーム)』。
しかし「名前は聞いたことあるけど使ったことがない…」
「使い方が分からないけど、志望企業に聞いたら、ITリテラシーを疑われてしまう…」
と、お困りの方に向けて『Zoom(ズーム)』の準備を解説していきます。
Zoom(ズーム)とは?
Zoom(ズーム)とは、米国のzoomビデオコミュニケーションズ社が提供するオンライン会議サービスです。
いつでも、どこでも、どんな端末からでも Web会議を実現するクラウドサービスで、簡単に言えば、複数人での同時参加が可能な『ビデオ・Web会議アプリケーション』です。
コロナ禍で注目されるようになり、グローバルのアクセス状況は2020年1月に1700万人、2月に2億人、3月には3億人と急拡大したサービスです。
zoomの大きな特徴として、通話の受け手は会員登録の必要がないことです。
これまでWeb面接の主流だったskypeなどは、利用する人全員の会員登録が必要でした。そのため企業から異なるツールを指定されるたびに、わざわざ企業に見られても差しさわりない転職活動用のIDを、いくつも登録しなければならなかったのです。
一方、Zoomは、企業側だけがIDを登録します。通話のために発行されたURLを共有すれば誰でもZoomに接続できるので、Web面接を受ける側は面倒な登録作業が要りません。
Zoomを利用したWeb面接ではPCの場合、メールやチャットなどで送られてきたURLをクリックするだけで接続可能です。スマホやタブレットの場合も、事前の準備はZoomのアプリをインストールするだけなので、数分で済みます。
ZoomでWeb面接を受ける際の事前準備
転職活動を進めるうえでZoomを使ったWeb面接は、従来のskypeなどと比べればずっと取っつきやすくて簡単です。最近Web面接にZoomを指定する企業が増えているのも、その辺りが理由なのかもしれません。
しかしZoomも含め「Web面接自体が初めて」という人にとっては、まだまだ使い方が想像できず、分からないことだらけです。そこで、ここからはZoomでWeb面接を受ける際の事前準備について具体的に紹介していきます。
パソコンから使用する場合
パソコンから使用する場合は、企業側から発行されたURLにアクセス、もしくはIDを入力するだけとなってます。特にアカウントの発行は必要ありません。
利用方法は2通りあり、(1)パソコンのブラウザを利用、(2)パソコン用のアプリを利用することができます。
(1)パソコンのブラウザを利用する場合、対応しているブラウザは、Microsoft Edge/Internet Explorer/Google Chrome/Safari/Firefoxです。
(2)パソコン用のアプリする場合、公式ホームページからダウンロードしましょう。ホーム画面下部の「ダウンロード」から、「ミーティングクライアント」をクリックすれば、インストールできます。
スマホやタブレットの場合はアプリのダウンロード
ZoomでのWeb面接にスマホやタブレットを使用する場合は、事前にZoomアプリをダウンロードしておきます。
AndroidならPlay ストア、iPhone・iPad はApp Storeで検索し、「ZOOM Cloud Meetings」を見つけて、ダウンロードして下さい。
端末の空き容量が不足している人は事前にデータを整理し、容量を確保しましょう。
電波環境の確認
ZoomでのWeb面接の前までには、必ず通信環境や周辺機器の動作を確認しましょう。それでなくても緊張しているWeb面接の最中に「接続が切れる」「カメラやマイクが動作しない」といったトラブルは避けたいものです。
特に面接を受ける場所の電波状況は十分安定しているか、通信容量がZoomでのWeb面接に耐えられるかなど、事前に通信環境を確認する必要があります。
Zoomはクラウドサービスなので利用にはインターネットを経由です。そのためネットへの接続には有線LANケーブルを使うのが最も安定していてオススメです。スマホなどで無線通信を使う場合にも、不特定多数が容量を共有するフリーWi-Fiは他人のデータ処理によって通信が不安定になりやすいので、個別の安全な回線を使いましょう。
周辺機器の確認
ZoomでのWeb面接に使用するカメラやマイクなどの周辺機器は、基本的にPCなどの端末に内蔵されているもので構いません。ただしカメラやマイクが内蔵されていなかったり壊れたりしている場合は、別に用意する必要があります。
必須ではありませんが、マイク付きイヤホンがあるとこちらの声が通りやすくなり、面接官の声も聞き取りやすくなるので良いです。
Zoomのテストミーティング
ここまで準備ができたら、面接の前にZoomを実際に使ってみましょう。
Zoomの公式ページには、テストミーティングのページが用意されており、面接の前に画面の映り方やマイク・スピーカーをテストして確かめることができるようになっています。
テストミーティングに参加するには(Zoom公式)
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083
Zoomのテストミーティングに参加してZoomに慣れ、ミーティングに参加する前にマイク/スピーカーをテストしておきましょう。 Zoomミーティング中に、ビデオまたはオーディオをテストすることもできます。
まとめ~事前準備をしっかりしてWEB面接に臨もう
コロナの流行で選考にZoomによるWeb面接を行う企業が増えています。Web面接には対面面接にはないメリットがあるので、コロナの終息後もこうした傾向は続くと思います。
今回紹介した準備をしっかり行い、Web面接に臨みましょう。
また、この一連の流れはWebリテラシーの確認にもなるので、Web関連企業の面接の場合は特に対策しておいたほうが良いでしょう。
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