転職活動って、どれぐらいの期間が必要ですか?
一般的には3~6か月かかると言われてるよ。ワククマは7か月かけて、ゆっくり活動したよ。
いざ転職活動を始めてみようと思っても何からしていいか迷いますよね。求人先に応募して、履歴書送って、面接して・・・、やることが多すぎですよね。だったらまずスケジュールを組んでみませんか?
スケジュールを組んでおけば、転職活動をしている最中でも自分の立ち位置を確認することができます。また活動に納得できなくなった部分があっても、簡単に振り返りをすることができます。
一般的に転職活動期間の目安は3~6カ月といわれています。自分が置かれている状況や希望に添った転職を実現させるため、事前準備や面接、内定・退職の流れなど、基本的な転職活動のポイントを押さえながら、スケジュールを組んでみましょう。
転職活動のステップ
転職活動は、次に紹介する4つのステップで進んでいきます。
転職に向けたスケジュールを組む時には、この4つのステップを踏むようにして組むと、スムーズな転職活動を行うことができます。
それぞれ取り組むべき内容について詳しく見ていきましょう。
【STEP 01】事前準備
自己分析~転職の目標を明確にしよう
・給与アップを狙う
・キャリアアップ
・自分の時間確保
・人間関係のリセット
といった、なぜ転職をしたいのか明確にしておきましょう。もし転職をしなくても、これらの目標が達成できるのであれば、転職をしないという選択肢もあり得ます。
逆にこれらを達成するために、目標の具体的なイメージを定めると、自分がどのような会社を選ぶべきなのか見えてきます。
キャリアの振り返り
求人先に対して自分ならどのような貢献ができるのか、今までのキャリアを振り返り、経験やスキル、強みなどの面から掘り下げてみましょう。ここでの内容は履歴書や職務経歴書を作成する際にも使っていきます。十分な時間をかけて取り組むのが理想ですが、活動中に何度も振り返ることになりますので、100%でなくても心配する必要はありません。
転職サイト・転職エージェントに登録して求人先を探す
自己分析と並行して求人情報も探して見ましょう。
求人情報を探す方法は、いくつかの方法があります。
その中でも素早く、質が高い求人情報を探すためには、転職サイト・転職エージェントに登録することをオススメします。
実際探し始めると分かりますが、条件の良い求人先のほとんどは非公開情報となっています。これら非公開情報は転職サイト・転職エージェントに登録することにより、その登録先から探すことが可能となります。
サイトによっては、気になった企業を検討中リストに入れるなどマイページ機能もあり、とても便利です。
【STEP 02】応募
履歴書・職務経歴書の作成
次は応募の際に必要な履歴書と職務経歴書の作成です。
履歴書と職務経歴書は電子メールで送ることが多いので、Wordで作成しましょう。
履歴書は名前、住所、学歴等といった基本的な情報、職務経歴書は自分の行ってきた業務、保有スキルなどを記載していきます。
特に職務経歴書は面接の際に、そこから色々な質問をされるので、キチンと仕上げて下さい。
求人先へ応募
転職したい求人先へ履歴書・職務経歴書を送付し、応募します。求人先はこれらの書類を受け取り、書類選考に入ります。
求人先のホームページを見て直接申し込んでも構いませんが、書類選考を通すためにも転職エージェント経由で申し込むことをオススメします。
転職エージェントは作成した履歴書・職務経歴書を添削してくれたり、求人先に対して推薦状を添えてくれたり、書類選考を通すための協力をしてくれます。
【STEP 03】面接~内定
面接
書類選考を通過したら最大の関門である面接です。スケジュール的にも一番時間のかかる所です。
✔ 面接日の設定まで、1~2週間
✔ 面接選考結果まで、3日~1週間
✔ 面接は一般的に2~3回
面接で聞かれることの多い質問は、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR(強みと弱み)」「仕事での成功体験・失敗体験」です。
また自分の応募業種に沿った質問をされることも多く、どれぐらいの知識を持っているか試されます。
内定
面接を通過することができたら内定です。求人先から勤務時間、給料などの労働条件が提示されますので、確認して問題なければ承諾します。
【STEP 04】退職
転職先が決まれば、現在勤務している会社の退社に向けた準備です。退職準備は段取り良く行わないと予想外の時間がかかってしまいますので、気をつけましょう。
✔ 退職の意思はハッキリと明確にする
退職を申し出るタイミング
民法の規定では、労働者は2週間前までに退職の意思を会社に伝えれば辞められるとされています。
また普通の会社だと就業規則に「1か月前までに退職の意思を示すこと」など、いつまでに退職を申し出るか決められていますので、必ず確認しておきましょう。
ただ現在の業務を後任への引継ぎ等を考慮すると、現実的には退職の2か月前を目途に申し出る方が望ましいと思います。
私は1月25日に申し出をして3月31日退職しました。
ハッキリと退職の意思表示をしましょう
退職の意思表示は、転職活動の中で一番勇気の必要なステップかもしれません。
ここで大切なことは、退職への強い意思表示です。
✔ 円満に退職することを目的とし、感情的にはならないこと
あいまいな意思表示だと、会社を退社したいということが伝わらない場合もありますので、ハッキリと申し出を行いましょう。
引継ぎ
退職が決まったら、しっかり後任のために引継ぎを行いましょう。
もし後任のかたが決まっていなければ、今の業務をマニュアル化し分かるようにしておきます。
引き継ぎは義務ではないとはいえ、円満に退職するためには不可欠です。
またどこで縁があるか分かりませんから、わざわざトラブルにする必要はありません。
引き継ぎを行うことは社会人としてのマナーでもあります。しっかりと行い、退職日を気持ちよく迎えましょう。
ステップを踏まえたスケジュール
6か月間の一般的な転職スケジュール
今までの4つのステップを踏まえた一般的な転職スケジュールは次の通りです。
転職をすると決めたはいいものの、締切りがないなど焦る必要がない場合、セオリー通りきっちりと転職前の準備をしてから活動を始めるのがいいと思います。仕事の区切りや年度の区切りなど、きりのいいタイミングに狙いを定めて逆算して転職活動を始めましょう。
3か月短期決戦型スケジュール
もっと早く転職したい方は次の3か月短期決戦型スケジュールをご紹介します。
短期決戦で転職活動を行う場合には、自分から積極的に動くことが大切になります。
特に【STEP01】事前準備、【STEP02】応募については、自分の都合で進められますので、どんどん動くことでスケジュールを短縮することができます。
逆にスケジュール短縮が難しいのは【STEP03】面接~内定です。これは求人先のスケジュールで日程が決まってしまい、自分でコントロールができません。
どうしても転職をしたい方は、この【STEP03】について数社同時並行で進める必要があります。
まとめ
これまで紹介した4つのステップは、転職活動をする方なら誰もが経験することです。日々の忙しい業務の中で動けずにいる方もいらっしゃると思いますが、一つひとつのステップを進めていくことで転職というあなたの目標へと到達できるはずです。まずは小さな一歩から、あなたの転職活動をスタートさせてみてください。
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