【GTX1650 GDDR6レビュー】インテルHaswell第4世代i7-4770搭載PCをGTX650からGTX1650に交換・比較してみた

今回、インテルHaswell第4世代i7-4770搭載PCのグラフィックボードを「GTX1650 GDDR6」に交換してみたので、その実力をレビューしてみます。今回交換したGTX1650は、2020年5月15日にZOTACから登場したビデオメモリがGDDR6のものです。補助電源なしのグラフィックボードの中では、最強の部類に入るであろうグラフィックボードの実力を見ていきます。

ZOTAC GAMING GeForce GTX1650 OC GDDR6のスペックと概要

GPU NVIDIA GeForce 1650
CUDAコア 896ユニット
メモリ GDDR6 4GB
メモリーインターフェース 128ビット
ブーストクロック 1,620MHz
メモリクロック 12,000MHz(データレート)
バスインターフェース PCI Express 3.0 x16
ディスプレイ出力端子 DisplayPort 1.4×1,HDMI 2.0bx1,DL-DVI-Dx1
補助電源 なし
消費電力 最大75W
外形寸法 約151×111.15×38.8mm
消費電力を抑え、補助電源が不要
コンパクトサイズなので、小さなPCケースでも組み込み可能

横から見た写真です。ディスプレイ出力端子がDisplayPort、HDMI、DL-DVI-Dの3種類があることが確認できます。

ZOTAC GAMING GeForce GTX1650 OC GDDR6の性能を検証

比較したグラフィックボード

GTX1650
GTX650

今回は私が現役で使っていたグラフィックボードGTX650をGTX1650へ交換して性能を検証してみたいと思います。

性能検証環境

  パーツ
CPU Core i7-4770
メモリ 8GB  (4GBx2)
マザーボード H87M-S01
ストレージ SATA SSD 250GB
電源 500W
OS Windows 10 Home

検証機は、インテルHaswell第4世代i7-4770搭載PCで少し前のパソコンですが、普段使いではまだまだ現役のCPUです。古いパソコンをお使いの方は、自分のお使いのパソコンでも結構いけるんじゃないのかということを見て頂ければと思います。

ベンチマーク比較(GTX1650 vs GTX650)

GPU-Z

GTX650がリリースされて6年以上の月日が経過していることから、GTX1650はあらゆる面でスペックが大きく進化していることが確認できる。

3DMark FireStrike

DirectX11をベースにしたFireStrikeでは、約316%(8725←2093)のパワーアップ。GTX1650では滑らかにテスト動画も動き迫力満点です。

3DMark TimeSpy

DirectX12をベースにしたTimeSpyだと、3697←241と圧倒的すぎます。GTX650は何かエラーが出ていて、かつテスト動画はカクカクしすぎて再検証の意味を感じなかったので、これで結果とします。

FF14 : 漆黒の反逆者

ベンチマークの定番FF14。設定を高品質で検証しました。GTX1650ではスコアは1万を超え、「非常に快適(10684)」判定頂きました。一方、GTX650ではやや快適(2542)と出ましたが、少しカクカクします。スコア10,684←2,542、約320%のスコアアップ。

FINAL FANTASY 15

少し負荷の高いFF15ベンチマーク。今までGTX650ではカクカクしてまともに動作したことがなかったのに、GTX1650にするとスムーズにキャラクターが動きます。ただエフェクトの多い場面では、GTX1650でも少しカクカクしました。スコア5,706←1,178、約384%のスコアアップ。

ドラゴンクエスト 10

逆に軽いベンチマークのドラゴンクエスト10。もともと「すごく快適」だったので、約13%しかパワーアップしませんでした。古いグラフィックボードでも快適に動作するなんて、さすがに国民的RPGですね。このスコアならGTX650でも十分に動きます。スコア16,936←14,991、約13%のスコアアップ。

PASS MARK

こちらのベンチマークは大きな数字を見るのでなく、画面右3段目の3Dグラフィック性能に注目してください。GTX1650は8,445のスコアをたたき出しました。GTX650の1,719と比べると、圧倒的な差が分かります。スコア8,445←1,719、約391%のスコアアップ。

ZOTAC GAMING GeForce GTX1650 OC GDDR6のメリットとデメリット

✔ 省スペース性に優れた小型グラフィックボード
✔ 補助電源は不要
✔ 非常に高い電源効率

少ない電力で高いゲーミング性能を発揮できるため、補助電源コネクタを省き、省スペース性に優れた小型ボードとなっています。補助電源が必要ないため気軽に拡張することが出来ます。拡張初めての人も安心設計です。

今回、ベンチマーク機の電源は500Wを利用しましたが、消費電力を抑えているモデルであるため、300Wぐらいの電力でも快適に動作すると思います。今使っている古めのパソコンで、少しゲームをしてみたい人にはおすすめのグラフィックボードです。

最高のゲームを最高の画質でしたい人には、力不足

エントリークラスのグラフィックボードですので、1FPSでも上げたいヘビーゲームユーザーには不向きです。ゲームをバリバリやりたい人は、もう少しお金を出して上位のグラフィックボードを購入しましょう。

ワククマ
ワククマ

GTX650からの交換だったから、超満足!!

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