転職・就職活動の選考が順調に進むと、いよいよ最終面接となります。
最終面接は1〜2次面接とは異なり、役員などの重役が面接官を行うことも多く、大きなプレッシャーとなるかと思います。
また転職・就職活動における最終面接の合格率も気になると思います。最終面接となれば、内定は目前まで迫っていますし、何としても合格したいでしょう。最終面接は選考の最終関門ですので、突破するのは難しいと考える人もいれば、意思確認を行うだけで最終まで残った時点で合格したものと考える人もいます。
最終面接の本当の合格率については、意見がわかれることも多く、あまり知られていません。また1次・2次面接と最終面接では、何が変わってくるのでしょうか。
最終面接の合格率
一般的に、最終面接の合格率は約50%と言われています。
多くの企業は「1次面接」「2次面接」「最終面接」の3段階に分かれており、1次面接約20~40%、2次面接は約20~50%、最終面接は約50%と、最終面接が最も高い通過率とされています。
また企業規模でも最終面接の合格率には違いがあり、大手企業なら30%、中小企業なら50%の確率となっている傾向が見られます。
1次・2次面接と最終面接との違い
1次・2次面接と最終面接との違いは大きく2つあります。
面接官は、1次・2次面接では現場社員や人事担当が行うことが多いですが、最終面接では経営層など役員が面接官を行うことが多いです。
質問内容は、1次・2次面接の場合、面接官が現場社員のため、これまでの経験やスキルについてなど、実務に関する質問が多くなります。
一方、最終面接の場合、面接官が経営陣に近い人が行うため、実務に関することよりも一歩踏み込んで、社風に合っていると思うか、一緒に働きたいと思うか、理念やビジョンなどに共感しているかなどについて聞かれる場合が多いです。
大手転職サイトのアンケートでは、1次・2次面接で評価しているポイントの第1位は「今までの経験や実績」だったのに対し、最終面接で評価しているポイントの第1位は「会社のカルチャーに合うかどうか」でした。
このように、最終面接では会社とマッチしているかという観点で評価する傾向にあることがわかります。
最終面接前に準備しておくべきこと
最終面接では会社のカルチャーに合っているかに加えて、入社意欲が高いことを伝える必要があります。そのため、2つのポイントを準備しておきましょう。
会社の歴史・理念などを改めて確認しておくことで、ご自身が共感しているポイントを整理できます。会社の理念やビジョンなどに共感していることを自分の言葉でしっかりと伝えられるよう、再確認しておきましょう。
そして5年後、10年後のキャリアについて明確しておいて下さい。これは応募職種とは違う職種を選んだほうが好ましいと思われます。それをふまえて、なぜその会社に入社したいのかを改めて伝えることで、説得力をもって入社意欲をアピールすることができます。
例えば、今後海外展開を積極的に考えている会社に対して、「グローバルな視点で仕事を行っていきたい」「英語の能力をもっと伸ばして、企画提案や営業に取り組んでいきたい」など伝えると説得力があります。しかし「地元に根付いた企画を行いたい」など、会社の理念・方針とは異なる回答をしてしまうと、この会社にはふさわしくないと判断されてしまうことがありますので、気をつけましょう。
まとめ
最終面接までこれば内定まであと一歩です。
合格率が気になるところですが、結局の所、自分自身をどれだけアピールできるかが重要です。
気を抜かず、できる準備はしっかりとして最終面接に臨みましょう。
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