キャリアについて考える上で大事なポイントをあなたは知っていますか。
普段働いている中でどのようなキャリアを歩んでいこうかと自身のキャリア形成について考えたことがある方も多いと思います。
キャリア形成って、どう考えればいいんだろう?
今回はキャリア形成を考えるための、たった1つの方法について紹介したいと思います。
キャリア形成について考えるたった1つの方法
今はプレイヤーとして働いているけれど、ゆくゆくはマネージャーのような管理職への昇格やコンサルタントへ転職しようと考えていたり、今の自分はこうだから次はこういうキャリアに進もうと今の自分を起点にキャリアを考えているのであれば、注意が必要です。
途中で他に興味があることが出てきたらそっちに流されてしまう可能性もありますし、そもそも何でこの仕事をしているのか働く中で疑問を持ってしまう可能性もあります。
そうなると気付いた時には自分の経験やスキルに統一感がなく強みがなくなるリスクがあります。
またその状態でいざ本気でやりたいことができたとしてもその仕事に挑戦できるスキルや経験もなければ、年齢も積み重なってしまい、もう未経験では挑戦することができなくなってしまいます。
これは稀なケースではなく、せっかくやりたいことが見つかったのに、未経験採用で書類すら通らないということが多くあります。
皆さんとしてもこうなってしまうのは避けたいですよね。
でも安心して下さい。これを避けて周りと差別化できる方法、得することができる方法が実は一つあるのです。
それはキャリアを逆算するということです。
行き当たりばったりにキャリアを考えるのではなく、目指すべきキャリアから逆算した行動をとっていけば、そのような事態になることを避けることが出来ます。
キャリアの逆算が差別化につながる4つの理由
では具体的に実際にキャリアを逆算することがどのように周りとの差別化につながるのか、得することができるのかについての理由を4つ説明します。
手戻りを減らすことができる
キャリアの逆算が差別化につながる理由の一つ目は、その手戻りを減らすことです。
キャリア形成というのは大海原での航海に似ている所があります。
社会人になりキャリアという名の大海原に出て、みなさんは船を操縦する航海士として目標となる場所に向けて旅をしていることになります。
しかしもし航海士である皆さんがコンパスも何もないままに航海に出てしまったらどうなってしまうでしょうか。
進むべき方向が分からずに大海原で漂流してしまうことになりますし、本来であればもう目的地に着いているはずなのに、いつまでもスタート地点の周辺を回っているだけになっているかもしれません。
こうしてばかりでは、目的地に到達できないどことか、何も収穫がない航海になってしまいます。
しかし、せめてコンパスさえ手元にあれば報告ぐらいは把握できるので、チグハグな選択をすることが少なくなり目的地に少しづつ近づくことができるはずです。
キャリア形成もこれとまったく同じで、キャリアの逆算が出来ていればまずは何を目印にして進むべきか、どの方向に進めばいいのかが分かるので、手戻りを最小限に留めることができるのです。
新たなチャンスが増える
キャリアの逆算が差別化につながる理由の2つ目は、新たなチャンスが増えることです。
キャリアに限らずすべての目標に言えることですが、目標がないよりもあった方が明確な基準ができます。
目標がペースメーカーとしての役割を担い、今の自分の立ち位置をすることができます。
目標がないと自分が成長出来ているのか、出来ているとしても成長スピードが速いのか遅いのかなど分からないままでいることになってしまいます。
しかししっかりと目標を設定しておくことで、多くの人にとってスピードアップやストレッチに繋がり、キャリア開発におけるチャンスが増えやすくなります。
転職での求人を選びやすくなる
キャリアの逆算が差別化につながる理由の3つ目は、転職で求人を選びやすくなることです。
目標がないと目の前の短絡的に見栄えの良いものに、目が移りやすくなったり、そもそも方向性が定まっていないので、求人選択ができなくなってしまいます。
よくあるケースとしては、AIが流行っているからといってAIベンチャーばかりに応募したり、なんか面白そうだからWebマーケティングの求人に応募したりしてしまうことです。
明確にその仕事をやりたい理由。それこそ自分の軸に沿っているのであれば、問題ないのですが、そうでない場合はその先何を目指すのかが分からなくなり、こんなはずではなかったと後悔することになります。
しかしキャリアの目標が明確であれば、そのような興味や好奇心に惑わされることなく求人を選択することができるので目標達成に向けて着実に歩みを進めることができるようになるでしょう。
仕事に対する目的意識が高まり、やりがいや成長レベルが上がる
キャリアの逆算が差別化につながる理由の4つ目は、仕事のやりがいや成長レベルが上がっていくことです。
目標があると目の前の仕事が自分にとってどんな意味があるのか、やって意味のある仕事なのかを判断できるようになるのでやりがいが高まります。
それだけではなく業務に対する吸収力が高まりますので、高い実績をあげて活躍したり成長スピードを速めていくこともできるようになります。
逆に目標を持っていないと今の仕事に対する動機づけができないので、この仕事って何か意味あるんだっけと疑問に感じてしまい、モチベーションも上がらない、結局実績もあげることができず、退職を繰り返してしまう、そんなことになってしまうリスクがあるので注意しましょう。
まとめ
今までキャリア形成について何も考えてこなかったという方もいると思います。
キャリアについてじっくりと考えてみる時間を取ってみましょう。
逆算したキャリア形成を考えることでブレない選択ができるだけでなく、新しいチャンスが広がることにもつながりますので、これから自分のキャリアを考える際には、ぜひとも意識してみてください。
逆算すること以前にキャリア形成に必要な前提条件として、自分の確固たる軸を作ることがあります。自分の軸というのは誰に何を言われても、他のものを犠牲にしてでも絶対に譲れないものです。
何が何でも稼ぎたいというのも立派な軸ですし、とにかく家族との時間を優先したいというのも軸の一つです。
自分の軸がしっかりと決まっていないとあらゆる意思決定の場面で考えがブレてしまい、一貫性のないキャリアを歩むことになってしまうリスクが高まってしまいます。
まずはじめに自分の軸とは何なのかをじっくりと考えてから、具体的なキャリアについて考えていきましょう。
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